2019年11月6日水曜日

「発達凸凹親の会」の立ち上げ


                                                                   府中地区保護司会   山上 稔  
昨年の春、府中第1小学校校長室でのことです。
「公会堂を使って、地域の子どもたちの居場所づくりができないだろうか?」
「もし、他に課題があるのなら協力しますが」と地元の自治会長となった私から話を切り出しました。


しばらく考えていた校長が「発達に課題のある生徒のお母さんが苦労しているので、コミュニティが作れるといいのだけど
「ならば、府中市発達障がい児親の会『虹色てんとう虫』の代表のSさんを知っているので、協力をお願いしてみます」と言って帰り、さっそく、Sさんに連絡を取ったところ、彼女も学校ごとの保護者の集まりを考えていたそうで、快く協力いただけることになり、会の開催に向けて、一気に動き出しました。
   場所は、寿町3丁目公会堂(ことさん)を無料で使っていただくことにして、チラシ原稿は「虹色てんとう虫」、チラシの印刷と配布は学校が担当することになり、あれよあれよという間に、「先輩ママと話そう会」の第1回目を4月に開催しました。

 その後、5回開催しましたが、いずれの回も、日頃の悩みや将来の不安などについて、先輩ママさんから適切なアドバイスがあり、時には笑い声も上がるなど、和気あいあいとした心地よい空間になったと思っています。
 専門家の見立てやアドバイスも大切ですが、やはり何と言っても、先輩ママご自身の経験から発せられる「心配ない。大丈夫!大丈夫!」は魔法の言葉ですね。
成長過程にいる子どもの現状理解と将来の姿が想像できることが、お母さんたちにとって、なによりも大切なことだと改めて思いました。


そして、この春
いよいよ、1小の「発達凸凹親の会」が立ち上がりました。
ポスター、チラシの準備から運営まで、全てを1小のお母さんたちが担っています。
もちろん、「虹色てんとう虫」の先輩お母さんたちも参加し、私は会場確保が担当です。
1年かかりましたが、逆に1年かけたことにより、お母さん同士、学校との関係においても信頼を築くことができたと考えています。