2018年11月30日金曜日

日本ワインはいかがですか?

                                                               調布・狛江地区保護司会  鈴 木 宗 貴
                                                                         (日本ソムリエ協会認定 ソムリエ)

 ここ十数年、日本のワインが美味しくなったということを、お聞きになることが多くなったと思われませんか?

日本で栽培されたぶどうで作られたワインは「日本ワイン」と表記されるようになりました。簡単に歴史に触れますと、江戸時代初期に九州の小倉藩で始まったと言われますが、本格的には明治10年、勝沼で始まりました。

 日本人に親しまれるようになったのは、明治40年にワインに甘味料を加えて、甘く飲みやすくした「赤玉ポートワイン」のヒットによります。昭和48年から赤玉スイートワインに名前が変わりましたが、甘いワインが好きと言われるかたが多いのは、この影響が続いているのかとも思っています。

 日本では、フランスの製造法を基に長く、ワインを作ってきました。日本人の評価はすっぱい、甘すぎる。外国人の評価は、薄くて水っぽいというものでした。日本の気候は高温多湿なので、そもそもワイン用のブドウ栽培には向きません。そこで、日本のブドウにあった作り方があるだろうということに変わってきました。その代表的なものの一つが、メルシャンが2005年に発売した、日本固有の甲州というぶどうを使って、はじめて、日本固有のブドウから柑橘系の香りを引き出した、「甲州きいろか」というワインになります。

 地ビールは広く認知されてきましたが、ウイスキーや、ウォッカなどの洋酒でも、国産原料で生産する小規模生産者が増え、国際的に高い評価を受ける銘柄もでてきています。逆に、日本酒の評価が世界で高まってきており、外国人により、海外で醸造する蔵元が誕生しています。

こだわりを持った生産者の思いと共に、国産ワインを楽しまれてはいかがでしょうか?

追記:保護司会の皆様からの依頼でしたら、ボランティアで、ワイン講習をさせていただきます。


2018年11月6日火曜日

我が家のぬか漬け


               府中地区保護司会  野口 良子



姑からバトンタッチをして20数年。今年で70歳位のぬか床です。




嫁いで来たときには、なんと臭いのかと思っていましたが、今ではなくてはならない一品となりました。よそ様でぬか漬けを頂く機会がなく、味比べはできませんが、自己流で楽しんでいます。

ぬか床が欲しいといわれ、7回もお嫁に出しました。元気でいるのかしら?・・

米ぬかには、ビタミンB1など様々な栄養成分が含まれています。ぬかの中のでんぷんや、たんぱく質を分解し、うま味の素となるアミノ酸を増やし、これらが腸内環境を整えて、健康にいいらしい。

そこまで考えながら食べたことがないのですが、「おいしくなーれ」と愛情をこめてかき混ぜています。ぬか床は正直です。かき混ぜないと味が落ちるし、新鮮な野菜を漬けるとおいしい!そして、旬の野菜が一番美味しいと気付きました。



春の新生姜は待ってました!茗荷もおいしい!春キャベツも、また、格別です。

保護司活動の合間を楽しむ、我が家の小さな、小さな自慢でした。