2013年10月3日木曜日

                           「あじさい寮」を訪ねて七句

 
                                                                            北多摩西地区保護司 有吉たまき


  神奈川医療少年院(あじさい寮)の視察に参加しました。知的障がいや広汎性発達障害等を抱える少年が入所しています。院長や教官の優しいまなざしに満ちたこの場所で、治療と矯正に励む少年達に接して…。

          手作りの花瓶へ紫陽花活けて待つ
          母想う子想う母や梅雨晴間
          葉桜の風少年へ等し生(あ)れ
          少年を見守る並木濃き青葉
          回り道穂先は天へねぢり花
          掛け声の響(とよ)む青芝「光りの道」
          院生へ黄明かりそそぐ凌霄花(のうぜんか) 





    マジックとの出合い
        北多摩西地区保護司会昭島分区
         根 岸 智 子

私とマジックとの出合いは、「マジックを教えている」先生が近くにお住まいでいらっしゃることを知り、興味をそそられて、そのクラブ(昭島マジッククラブ)に入会したことです。入会当初は、結ばれていた筈のシルク(ハンカチ)がアッという間に解けたり、ロープの中からシルクが飛び出したり、また、切れた筈のロープが一本に繋がったり、カードがアッという間に消えてしまったりと、ただただ〝不思議〟と〝驚き〟の連続でした。これらのマジックは初歩的に思えますが、実は、演じ方によって見る人をアッと驚かせる素晴らしい演技となるのです。
 
 私たちのクラブは、メンバー10人(先生と男性6人女性3人)で、とても家族的なグループです。月3回の練習日は、和やかな中にもお互いに切磋琢磨し、技術の向上に励んでいます。

活動としては、昭島市の「いきいき健康フェスティバル」や「青少年フェスティバル」に参加したり、市内の幼稚園や小学校も訪問しています。また、介護施設には年に数回訪問し、利用者を和ませ激励しています。特に、「青少年フェスティバル」では、午前、午後の二回公演をしており、それぞれ、前半は私たちの演技を行ない、後半は子供たちに教えています。毎年楽しみに来てくれる、顔なじみの子どもたちもいて、私たちも励まされています。こうして、各方面の依頼を受けてボランティア活動をしていますが、それぞれの依頼先に合った出し物を用意するため、会員同志が十分話し合ってから出向くようにしています。

このように、仲間づくりとともに、地域の方々とのふれあいを通じて、日々マジックを楽しんでいます。少年院等施設の慰問のお役にたてる機会があれば嬉しく思います。 
 

 

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