2013年7月2日火曜日

砂漠植林活動 - いきさつとその後の活動 -

砂漠植林活動 - いきさつとその後の活動 -
                                                                                                北多摩北地区保護司会
                                                                                          東村山分区  山中 勝美
    2004年度のノーベル平和賞は、アフリカ・ケニアのワンガリ・マークイ女史で、女史が提唱、中心となって推進した「アフリカの砂漠に緑の衣をかけよう!」30数年間の植林実績が認められた。私の記憶では、30~40年前、日本でもメディアに取り上げられ、砂漠植林‥・は夢となり火種として残っていました。
 10年前、定年を2年残し退職。1ヶ月後の3月末には、中国内蒙古自治区の主都「恩格貝(オンカクパイ)」の西200 k mの「呼和浩特(フフホト)」の砂漠の地に立ち、その後6ヶ月間(9月末迄)長期ボランティアで入りました。退職する一年前の8月、「日本砂漠緑化実践協会」の募集したツアーに参加し、植林作業の爽快さや植林の意義、退職後の自己実現に合致した活動と思っていました。砂漠地は、標高千mと高く、冬は零下2・30度ですが、春、秋はなく夏と冬のみです。夏場の気温は摂氏40度前後と暑いですが湿度が20%と少なく、日本の蒸し暑さは感じられません。
 植林の一連の作業は砂地に①直径40cm、深さ約1mの穴掘り。②ポプラの苗(3年経過、直径3cm、枝・葉を取り、長さ2.5m)を挿入。③砂の埋め戻し(8割程)。④水鉢作り(苗の周囲に土手を作る)。⑤水鉢内にタップリ水を張る。⑥水鉢内の水分が蒸発しない様に乾いた砂をかける。  ①~④を行ったあと⑤、⑥をまとめて行う。
 長期ボランティアは④~⑥を年間1万本×3年間‥・苗木管理として世話をします。また、作業の中には植林した本の横枝剪定や、蘭(ヒコバエ‥・植えた根から出た枝)を切る作業も行います。私は「東村山市日中友好協会」に砂漠植林を働きかけ、2004年(平成16年)~現在に到り、毎年「東村山緑の協力隊」を編制(隊は10余名)し行っており、平成25年度でちょうど第10次隊となり、延べ人数90余名、植林本数5,000本、小さな森となっています。
 関心のある方へ、砂漠植林の講演やご相談をお受けいたします。又、東村山緑の協力隊と一緒にご参加願います。
ご連絡は、左記メールフォームからどうぞ。

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